第二話 撮影日誌⑦


撮影日誌⑦台詞合わせ中
撮影日誌⑦台詞合わせ中

6回目のロケは6月24日。またもや前日から雨(涙)~今年は雨が多い…私の心は、切羽詰まっていました。なにしろ物語の設定は春から夏。多くのシーンはセミが鳴くまでに取り終えていないと撮れないわけでして…すでに、シーン15が10月。音楽制作も控えているので、公開日を考えると撮り終えておきたい~またしても拝むしかありませんでした。

しかし、雨は降り続く…泣き泣き外のシーンから撮り始める順番を変更!屋内シーンから撮影開始~で、外の様子を見ながら臨機応変に対応しようと決めました。

この画像は、準備中のわずかな時間に台詞合わせを行なっているところです。


思っていた通り、台所は狭い…カメラも置けないので仕方なくこんな格好になっちゃいました~腰が…(笑)。でも、どうしても画が傾く~助けてぇ~!

あ、マイクブームも写り込んでしまわないようにチェックもしています。


で、結局マイクさんは勝手口の外に立ってもらうことに…蚊に大群と戦うことになったのでした。対策グッズは用意していませんでした~(泣)。


台所から居間のカットを撮影中。スレートを写していますね。と、ここで雨が止んできたと朗報が!執念の勝利~!


さあ、外じゃ外じゃあ~。この日、最初に撮影する予定だったシーンです。それは、なんと第二話の最後のシーン。えっ!と驚かれるかもしませんが、いわゆる順撮りではないんですね~それは、各自のスケジュール等、撮影環境の要素がそうさせてしまうんですね。だから、役者さんにはその心情を演出として説明する必要があり、役者さんはそれを表現する必要があるわけです~難しいと思いますよ。一週間まえから「早朝だけど、ラストシーンから入るかね。こうゆう流れでこうゆう話だからこうゆう心情を表現して!何パターン自分で考えて準備することとテンションを上げて来て!」と話しました。

画像は、マイクの角度を調整しているところです。


またしても立つスペースがない(泣)。プロみたいにクレーンやジブがあればなぁ~…まあ、そんな中でも考えて工夫してやるのも楽しいけどね!

でも、それで自分がイメージしていたものにならんこともありなわで~それはちょっと辛いかな。


先程とは違うシーンで~す。


外から戻り、ラストシーンの一つ前のシーン撮り(ややこしい?)これもカット編集のための台詞のタイミングや間を注意。

カメラが一台のため、同じ演技を2回してもらいました。

真生行くが写り込んだり、カメラワークのミスで数回テイクを重ねてしまいました。

やはり、早朝の降雨の影響で時間は押しぎみ。このシーンが撮り終わったところで、タイムアップ。あとワンシーンがあったため萌奈ちゃんに延長を要請したのでした。


服を着替え、本日のラストシーンを撮影。なぜかと言うとこのシーンは、5月のGW明けの設定で3人と撮影延期になったシーン15の次だから。服装もその日と同じものつうわけですな。

時間がない中で、あせっていました!やっぱそうゆう状況で撮影するとマズイ!後に驚いてしまいました~まあ、撮り直しのレベルではなく、なんとかリカバリーできたかな(苦&泣)。

でも、自分のイメージの半分くらいしかできんかった…。



第二話撮影日誌⑧

①夏休みを越え、7回目の撮影は大島神社での「出会い」。ところが、週の初めに発生した強力な台風16号が北上中~風は強いし雨も降っていてかなり、やきもきしていましたが、なんとかスタートを切れました。8時に集合し、まずは本町各所で「走る」カットを撮影。上り坂はきついっす!でも、時間がないので急ぎます~。


②かなり狭いところでの撮影。三脚が満足に立てられない!この姿はまるでステディカムも持っているようじゃあないですか?!どんな画になってるか…ふふふふ。


③やっと、大島神社での撮影開始。しかし、この日は曇りということで日差しがデュフューズされてちょうどいいや~と喜んでいたのに…うう、二転三転。屋外の撮影は我々にとって難しいです。

特に、この画像では暗がりから夏の日差しがさんさんと照るところへパンニングしないといけない。ちょうど、カメラをマニュアルで設定操作しているところが映っています。でもね、3インチの画面での調整は…老眼の私にはキツイ(泣)!


④ええ~と、これは別に鬼ごっこをしているわけじゃあないですよ(笑)。ちゃんと、動きを説明しているところっす!


⑤出たっ!Wakudoki Cinema'sが誇る秘密兵器!名付けて防風マイクサンドウィッチ「レフくん」(うそ)!!

画像からは伝わらないのですが、離れていても巨大台風の影響はかなりあり、風が舞っておりどこから「ブオッ!」とマイクを襲うかわからん状況。屋外の風に対する防音対策は第一話で思い知らされていましたが、この日のそれはすさまじかった~…そこで、考えたのがこのやり方。格好悪いけど、まずます効果ありでした~が、しか~し、音声がちゃんと拾えない。いや、拾えてたと思っとった~モニターでは聞こえとった~って、言訳ばっか~…いや、うちらには正直、キツイっす!!


⑥この画像にレフで防風しているのが映っています。しかし、今回はこれだけでは対応できんかった~。

この日は#18を撮り終えるつもりが、無理でした(涙)。残りのシーンは23日に行ない、クランクアップをここ、大島神社で迎える予定で~す。

あれ?画像付コメントが少ない?そう、この作品の核心部分なのであんまり事細かく紹介したくないんですね~ちょいと、ヒ・ミ・ツにしたい!フフフ…ごめんちゃい!!



第二話 撮影日誌⑨                       ~クランクアップ!~

①9月23日(日)予定では、この日にクランクアップを迎えます。ところが、前日の夕方から荒れ模様の天候…(またかよ!)。夜には雨が…(またかい!)。データ放送を見ると夜半過ぎには上がり曇りマーク(ほんま?)。で、アメダスを見ると確かにそうなりそう…明日は、ピーカンじゃあなくて“曇り”でお願いっ!と願って床に就きました。

画像を見て下さい~薄曇りです!ふははは~どうだっ、執念じゃあ!


②路地を歩いていくカットの撮影です。追加カットが2つ。この2日前に気が付き(編集とか散々していてなんで気が付かない?)急遽、撮り直しのカットが2つ。でも、気が付いて良かった!この画像は、台詞を入れるタイミングを伝えているところです。


③同じく路地の追加カット。さあ、どんな風につながるのか~楽しみでしょ?なんか、ワクワクしてきます~。

あ、紹介しておきましょう。先頭を歩くのは西宮優子役の田頭ひなこちゃんです。

その奥を歩いているのは、第一話から出演してくれている米田美樹役の内田彩花ちゃんです。 


④撮り直しのカットです。セッティング中に通りがかる人と遭遇~すかさずチラシを渡しPQ!知ってもらう手段が少ないから~こうでもせんと、関心を持ってもらえない。一枚一枚、「よろしく、お願いします~!」と手渡し。こりゃあまるで、どぶ板?選挙活動みたい…いや、もう必死す!

上映会を観に来て~お願いやから!


⑤さあ、コバエの襲撃と時間オーバーのため撮り直しとなった曰く付きのシーン。そう、由加神社です。ここで、ある仕掛けを話の中で仕込みました。このシーンは、第二話の中でも重要なものなんすよ。それぞれのキャラクターの違い、キュンとする乙女ココロ、僕の遊びココロが詰まっていますよ。お楽しみに!


⑥演技指導中(指導ってわけじゃないけどね)。この日は「読売新聞」さんの取材が入りました。紙面掲載が楽しみですね!うちらはみんな買いますよ(笑)!ま・じ・で。

この日は8時撮影開始。ここまでのシーンが撮り終わったのは10時10分~予定より20分はやい!イェイ~余裕じゃん~と思ったけど…甘かった!


⑦休憩を入れつつ、ラストシーンです。先週の大島神社での残りカットの撮影。ほんと、あと9カットだけだったので楽勝と思っていましたが…。


⑧まず、⑦の画像もそうですが薄曇りでちょうどいいディフィーザー加減だったのが晴れてきたこと…それも、晴れたり曇ったり(いちいち調整がぁぁぁ~めんどくせ~)さらに曇ると突風が襲ってきます。

ここでは、今までも何度も撮影していてそんなに本数はないはずなのにこの日の”新幹線”はやたらと走る(一説には行楽シーズンだから増発?)~すごい音なんすよね(泣)。その次は在来線…そしたら消防車…ついでに救急車(季節の変わり目だからか?)。やっとやり過ごしたと思ったら飛行機(広島空港着の飛行機は高度が低い)…更に港のフェリーの汽笛!おいっ!!

さあ、撮ろうと構えたら光加減が変わってる!おい、おいっ!!!

 

こんな調子で足踏み状態でした。


⑨読売新聞の記者さんの取材を受ける真琴役の原田萌奈ちゃん。あ、衣装が違うでしょ?車中で着替えてもらいました。


⑩よく晴れているでしょ?もう、夏日です。私もロケ自棄(やけ)…いやいや、ロケ焼きです。

この階段の横に木があるのですが、セミが急に「ギャンギャン」鳴き始めビックリ!彼らも必死です。でも、申し訳ないけど他の木に行ってね~と、石を投げますと「ギャアァァァァァ~!」と…もう笑うしかない。

暑く集中力が続きませんがセミに負けんように気力を振り絞ります。

この画像は、三脚立てるスペースがないのでこんな格好に…右足がプルプルしちゃいました(笑)。

それにしてもこの画像は、いいカットだな…。



⑪ようやく、クランクアップです。8回目ですが、長かった~撮り終えたぶにから編集して、まずいところに気付かされ次の撮影にフィードバックできたことは良かったと思います。

自主制作をされている人は、いつもこんな感じで悪戦苦闘なんでしょうね。僕が特別とは思いません。

素人に毛が生えてくると、色々なことがわかってくるんですね~光、音…奥が深い。じゃけえ、おもろい。

みんな、ありがと~!

あ、この日誌を見ていただいているみなさま。是非、観に来て下さいね、楽しめる作品ですから~。